Enriching Aging Societies 

世界中が高齢化する昨今、高齢社会を豊かにするイノベーションが求められます。日本への期待も高く、とりわけ素材や機械工学を絡めた領域は注目されています。当社は「高齢社会を豊かにする」をミッションに、日本が技術的に得意な領域を戦略的に取り入れながら、世界を席巻できる製品/サービス開発に取り組んでいます。

Reinforcing Abilities

歳を取ると身体や認知の機能が低下、それまでできていた活動ができなくなることがあります。そういった機能を補強し、できなかった活動をできるようにする ––– 違和感なく身に付けられる製品で ––– それが我々の目的です。
 当社はQOLにこだわります。どんなに機能面で優れても装着性が悪ければQOLが低下します。近年の材料革命で従来にない新しい特性・質感の素材が低コストで利用可能になりました。とりわけ超軟性素材がQOL向上にもたらすであろう恩恵は大きいでしょう。しかし、超軟性の素材は部品の固定も接合も困難であり、従来の工学的な手法では、まともに機能を構築できません。機能性とQOL、その両立には、革新的なデザイン・アプローチが必要でした。

Ultra-Soft Material Meets Biomimicry

従来の工学的アプローチが通用しない ––– この問題を打破すべく、我々が注目したのは “Biomimicry(生物模倣)”です。生命体の各部位は平面でも球でも楕円でもなく、ほとんどの部位は柔らかく、均一でも均質でもなく、左右対称でもありません。柔らかい部位どうしは従来理論の延長線上にはない発想で結ばれ、ヤワヤワ、ペラペラの素材なのに全体としては丈夫で簡単には壊れません。それだけでなく、多くのケースで生命体が持つ機能の方が工学的に構築された機能より優れています。例えば、トンボとヘリコプターの飛行の柔軟性、ヤモリとロボットの壁面歩行能力、動物の視覚とカメラの環境適応力、等々。下の写真は、人間の静脈弁を模倣して当社が開発した超低水圧でも機能する逆止弁です。
 従来の工学的アプローチでは諦めていたことも生物模倣で幾つも実現できる機能があります。また、超軟性材質の活用は始まったばかりです。我々は2つの技術が交差する領域の先駆者として、従来にない優れた機能・製品を実現し、世の中に提供し続けます。

Anytime, Anywhere, …

我々のターゲットは、ほとんど語られることのない地味な市場です。が、世界市場は2018年に1兆円を超え、2025年には3兆円、人口構成の関係から、その後何十年も成長が見込まれる隠れた有望市場です。開発対象はファンシーな製品ではありません。が、社会的価値はとても高い製品です。顧客にとっては、いつも、どこでも必須の製品です。日本の『得手に帆を揚げて』正しいソリューションを創造する。この方針の下、IoTやAIも取り込みながら、世界を席巻するイノベーション創生に日々、邁進しております。

(※ 弊社は、現在、ステルス・モードで事業を推進しており、オンラインでの情報公開を制限しております)