Continence Care
当社の外付け人工膀胱製品は尿道口から漏れ出た尿を収容器に溜め、必要に応じてトイレで尿を捨てるタイプのコンチネンス・ケア製品です。ここでは当社製品のように尿を収容器に溜めるタイプを集尿型と呼び、オムツやパッドのように吸収剤に尿を吸収させるタイプを吸収型と呼びます。集尿型の特徴ですが、局部や腰回りが尿で濡れることもなく、臭いも気になりません。また、収容器に尿が溜まってもトイレで捨てれば収容器は空の状態にリセット、繰り返し使えるので、例えば、朝装着すると、夜お風呂に入る時に外すまで取り替える必要はありません。
External Artificial Bladder
集尿型のケア製品はオムツやパッドと違い、尿で肌が汚れたり荒れることもなく、臭いもせず、一日に何度も交換して、その度に使用済みの廃棄に困ることもありません。非常に優れた長所がある一方、しかしながら、装着性の観点からは厳しいものがありました。
〜 装着感 〜 | 人数 | % |
---|---|---|
違和感どころか装着してる感すらない | 22 | 92% |
装着してる感はあるが違和感はない | 1 | 4% |
違和感ある | 1 | 4% |
対して当社製品の第一の特徴は圧倒的な装着感です。Technologyのページで紹介させて頂きましたが、当社製品は人体表面のどこよりも柔らかく、皮膚のどこよりも圧倒的に伸びる素材で構成されるため、ユーザーは製品に対して抵抗を感じません。図1は装着性評価の実験結果です。大多数の被験者が違和感どころか装着してる感すらないと答えられました。
もう一つの特徴は、以前と同じ姿勢/スタイルで用を足せることです。知らず知らず漏れ出て収容部に溜まった尿は、通常と同じ姿勢でトイレに捨てることができます。多機能トイレを探すことも個室に入る必要もありません。また、装着したまま外すことなく排尿もできます。
装着してる感すらなく、溜まった尿も普通のトイレで普通に用を足すように捨てられる、つまり、尿失禁をわずらう以前と同じ生活スタイルを続けられます。


IS-01
第一弾の外付け人工膀胱製品「IS-01(開発コードネーム)」は、尿失禁を患っていても仕事やレジャーなどアクティブに活動を続けたいと考えている男性を対象とした製品であり、自分で製品を装着・離脱できる方を対象としております。現在、某国立大学医学部附属病院にご協力・ご指導頂きながら、前立腺癌等の術後ケアを初期ターゲットとして実証実験を推進しており、今夏テストマーケティング、秋に正式リリースを予定しております。商品情報に関しては、今しばらくお待ちください。
