弊社の尿ケア製品「TIMESHIFT」に関する研究報告が、以下の学術学会にて発表されましたのでご報告いたします。


■ 学会名:第34回 日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会
■ 会期:2025年6月20日(金)〜21日(土)
■ 開催地:山形市
■ 大会長:片岡ひとみ 教授(山形大学医学部 基礎看護学講座)



■ 演題区分:一般演題(排泄ケア/地域包括ケア)P3-2
■ 発表タイトル:
『男性寝たきり高齢患者への集型装具「TIMESHIFT」装着の尿失禁管理に対する有効性評価:予備調査』

■ 発表者・共同研究者(敬称略/ご所属):

  • 山内喜代美(発表者)、中田由枝、麻生静子(医療法人社団芙蓉会 ニツ屋病院)
  • 幅 大二郎、油野 祥子、松本 勝(石川県立看護大学大学院 看護学研究科 共同研究講座ウェルビーイング看護学)
  • 北村 言、大橋 史弥(石川県立看護大学 看護学部 老年看護学)
  • 紺家 千津子(石川県立看護大学 看護学部 成人看護学)
  • 真田 弘美(石川県立看護大学)

■ 報告内容(概要):

本研究では、横になって生活されている高齢療養者(男性)に対して、第三者である看護師が当社製品「TIMESHIFT」を使用することで、尿をパッドに流出させず尿失禁管理に有効である可能性について初めて報告がなされました。

従来の紙オムツとは異なり、湿潤環境にせず、ドライな状態を保つ構造であるTIMESHIFTは、皮膚の清潔な状態を維持する上で有用な可能性が示唆されました。また、介護現場へのさらなる普及のためには、装着に関する介助者への教育が求められることも指摘されています。

今後も、TIMESHIFTの改良と普及に努め、尿失禁ケアの質の向上と、介護現場の負担軽減につなげるべく、現場での実証を通じ現場のニーズに応える製品開発を進めてまいります。